東京都教育委員会は29日、部下の自己申告を許可無く作成したとして、23区内の小学校の男性校長(57)を停職1カ月とするなど、教員7人の懲戒処分を発表した。
都教委によると、人事に関する自己申告は本来、申告者本人がつくるものだが、この教員が大学院に派遣中だったため、校長が以前の面談内容をもとに作成し、区教委に提出した。「本人に確認した上で、提出するつもりが確認を失念した」と説明しているという。
そのほか、23区内の中学校の男性教諭(28)=減給10分の1(1カ月)=は昨年4月ごろから同年7月までの間、部活動で顧問をしていた女子生徒に、SNSで「好きだ」といったメッセージを約100回送信し、生徒に不快感と恐怖感を与えた。「やり取りが楽しかった。誰にもわからないだろうと思った」と話しているという。他の教員が気付き、発覚した。(本多由佳)