頂上近くから見下ろした「数鹿流(すがる)崩れ」。斜面下をJR豊肥線と国道57号が並行して通っている。右端は新阿蘇大橋=2024年4月12日午後1時10分、熊本県南阿蘇村立野、城戸康秀撮影 熊本地震から8年。大規模な土砂崩落があった熊本県南阿蘇村立野ではいま、JR豊肥線を列車が駆け抜け、国道57号を車が行き交っている。 現在、斜面は熊本県が管理しており、阿蘇地域振興局が年2回、ドローンを使うなどして異常がないか点検している。 4月12日、同局の許可を得て斜面最上部に入ると、金属ネットをかぶせた植生マットに雑草がはえ、緑化が進みつつあった。 2016年4月16日午前1…