東京電力は26日、福島第一原発2号機の溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の追加採取を、来年春に行うと明らかにした。事故後初の試験的取り出しと同様、「釣りざお式装置」を使う。年度内に計画していたロボットアームでの採取は2025年度後半に先送りする。
東電は今年11月、事故後初めて2号機から約0.7グラムの燃料デブリを取り出した。今後の本格的な取り出しや保管方法を検討するため、研究機関で分析が行われている。
これまで、釣りざお式装置による採取の後は、国費も投じて開発したロボットアームで試験的な取り出しをするとしていた。東電は今年度中の着手を目指していた。
だが、ロボットアームは今も…