銅メダルを獲得し、国旗を背負ってリンクを滑る鍵山優真=西岡臣撮影

 フィギュアスケートの世界選手権最終日は29日、米ボストンで男子フリーがあり、ショートプログラム(SP)2位の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は10位の171・10点と崩れたが、合計278・19点で銅メダルを獲得した。

 SP5位の佐藤駿(エームサービス・明大)はフリー6位で総合も6位、初出場の壷井達也(シスメックス)は総合21位。

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 日本男子は来年2月のミラノ・コルティナ五輪の出場枠を最大の3枠獲得した。

 イリア・マリニン(米)がSPに続き1位で、今季世界最高の合計318・56点で2連覇を達成した。2月の四大陸選手権優勝のミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)が銀メダル。

 アイスダンスはマディソン・チョック、エバン・ベーツ組(米)が3連覇。

ジャンプでミス、悩めるフリー

 得点を確認した鍵山は指を3本立てて、表情をようやく緩めた。佐藤との合計順位が13以内となり、日本男子の五輪出場枠「3」が確実になったと知ったからだった。

 これまで世界選手権は3回出…

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