(10日、第106回全国高校野球選手権大会1回戦 静岡・掛川西―山梨・日本航空)
「私がチームを甲子園に連れて行く」。夏の甲子園大会に26年ぶり6回目の出場を果たした掛川西に、選手を引っ張るマネジャーがいる。父親が果たせなかった甲子園出場をチームメートと有言実行し、「甲子園でベスト8」をめざす。
近藤咲良さん(3年)は記録員としてベンチ入りすると、ひときわ通る声を出す。
今夏の静岡大会決勝。3点をリードしていた中盤に「目標は甲子園ベスト8。この勝ちは通過点だよ」と声をかけた。「選手が目の前のことに必死になっていた。スコアを見て冷静に声かけができるのは自分かな」。そう思ったという。
決勝に一塁手で出場していた…