特急「ひたち」や「ときわ」として運行しているE657系の車両=2023年6月10日午後0時44分、茨城県ひたちなか市、原田悠自撮影

 【茨城】JR東日本水戸支社は、2025年3月15日にダイヤ改定する。利便性向上のため、常磐線の特急「ときわ」の一部列車の運転区間を品川駅まで延長。「ひたち」も含めたすべての特急を品川駅発着とする。常磐線と水郡線の普通列車についても、利用状況に応じて区間変更などを実施する。

 水戸支社によると、ダイヤ改定の対象となる常磐線特急は、平日朝の上下線計2本。

 上りは「ときわ54号」で、勝田発(5時50分)上野着(7時38分)を、勝田発(5時44分)品川着(7時46分)とする。下りは「ときわ53号」で、上野発(8時30分)勝田着(9時55分)を、品川発(8時13分)勝田着(9時55分)に変更する。

 常磐線の普通列車は、平日朝の下り2本の運転区間を見直す。

 我孫子発(6時26分)高萩着(8時51分)の列車を勝田着(7時50分)に短縮。代わりに上野発(6時4分)水戸着(8時)の列車を高萩着(8時51分)に延ばす。乗り換え待ちがなくなり、所要時間が最大で14分短くなるという。

 水郡線は、休日朝の一部列車を3両編成から4両編成に増やす。水戸支社の担当者は「県北地域への観光客が増えており、より快適に利用してもらいたい」と話している。一方、平日午後の一部列車については、編成車両を1~2両減らす。

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