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特急しおかぜの車内で四国の地酒を味わうツアー客ら=2025年6月8日午前11時35分、香川県内、福家司撮影

 特急列車の1両を貸し切りにして四国の地酒を楽しむJR四国では初のツアーが8日、岡山から松山までの特急しおかぜで実施された。

 JR四国の呼びかけに大手旅行会社のクラブツーリズムが応じ、名古屋発着、1泊2日で愛媛県を訪ねるツアーを企画した。

 東海3県を中心とする46人が参加し、しおかぜ7号の指定席車で実施。途中停車駅などで積み込まれた「せとのあお」(西野金陵)、「華姫桜」(近藤酒造)など香川、愛媛両県の地酒4銘柄と「しょうゆ豆」「えび入りちくわ」など両県特産のおつまみ、おちょこが配られた。参加者は約2時間40分の乗車時間、車窓を眺めながら自分たちだけの時間と空間を楽しんでいた。松山からは観光列車「伊予灘ものがたり」に乗り換えてさらに列車の旅を楽しんだ。

 岐阜県恵那市から友人と2人で参加した女性(68)は「四国のお酒は飲みやすくておいしい。列車の中で味わうお酒は格別ですね」と笑顔を見せていた。

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