26日午前10時40分ごろ、岩手県釜石市中妻町の住民から、玄関の前にクマがいると110番通報があった。現場にかけつけた同県警釜石署員がクマを発見。追いかけると、午前11時10分ごろに同町2丁目の靴店裏に逃げ込み、建物と柵との間に隠れた。
同署員がクマの出入り口をふさぎ、獣医師が麻酔薬を注射し、発見から約6時間経った午後5時過ぎに釜石市職員が捕獲した。
現場は国道沿いに商店や医院、民家などが密集する市街地。靴店の裏にはアパートが立ち並んでいる。クマは国道を横切るなどして移動したため、付近住民や買い物客らは一時騒然とした。
同市内では24、25の両日、この日の現場から2キロほど離れた小佐野地区でクマが目撃されていた。
