記者団の取材に応じる国民民主党の玉木雄一郎衆院議員=2024年12月18日午後3時12分、国会内、松井望美撮影

 国民民主党の玉木雄一郎衆院議員(代表の役職停止中)は18日、所得税の課税最低ライン「103万円の壁」の引き上げ幅をめぐる与党との協議が決裂状態にあることに関し、「(与党が)見切り発車するのであれば、(来年度の)本予算案には賛成できない」と述べた。国会内で記者団に語った。

  • 「103万円」税調協議が決裂 自公と国民民主、引き上げ幅で溝

 国民民主が178万円への引き上げを主張しているのに対し、自民、公明両党は17日の3党による税制調査会長による協議で123万円を提案。国民民主側が10分弱で席を立ち、交渉が決裂した。

 玉木氏は「予算案は歳出と歳入がセットだ。(103万円の壁の引き上げの)歳入面で合意できないのであれば、(来年度当初)予算案に賛成しかねるとの結論になってしまう」と主張。日本維新の会が教育無償化を求めて与党に接近し始めたことを踏まえ、「維新のみなさんと本予算を成立させる約束はできたのか」などと述べ、与党を挑発した。

役職停止中の玉木氏に、党内から困惑の声も…

 強気の発信をする玉木氏だが…

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