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聖光学院に敗れ、肩を落とすいわき湯本の選手たち=2024年7月24日、福島県営あづま、滝口信之撮影

 (24日、第106回全国高校野球選手権福島大会準々決勝 聖光学院8―6いわき湯本)

 いわき湯本は今春の福島県大会でコールド負けを喫した王者聖光学院相手に、犠打を絡めた攻撃で得点を重ね、終盤まで接戦を演じた。最速140キロ台右腕2人を擁する相手に小技を徹底。2点を追う二回1死満塁から連続スクイズで同点に追いつき、逆転された直後の六回1死二、三塁でも高崎太智選手(2年)のスクイズが敵失を誘い、逆転した。

 「打てなくてもいかに点を取るか」(小野裕久監督)をテーマに、マシンや打撃投手を相手に1日100本以上の犠打練習を重ねた。高崎選手は「スクイズのサインが出ても自信を持って打席に立てた」と胸を張る。

 3回戦に続くシード校撃破はならなかったが、小野監督は「春の敗戦から選手は大きく成長してくれた」と目を細めた。(滝口信之)

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