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タイの児童と折り紙を通じて交流する天理大の学生たち=タイ、同大提供

 【奈良】天理大学の学生が、タイで小中学生らと交流し、教育支援のボランティアに取り組んだ。現地の大学生と協力し、日本語や日本文化を教える劇を演じたり、クイズをしたりして、交流を深めた。

 同大が2001年から続ける海外ボランティアプログラム「国際参加プロジェクト」の一環。今回は8月19日~9月2日の日程で、さまざまな学部から1~4年生の男女11人が参加した。

 バンコクでは小中学校のほか、スラム街の幼稚園を訪問。園児や小学生、日本語を学ぶ中高生らと触れ合い、「桃太郎」を現地の言葉で演じたり、折り紙やスポーツチャンバラをして遊んだりした。

 北部の山岳少数民族・モン族が暮らすサンティスック村ではホームステイも体験した。言葉が通じず、スマホアプリの翻訳機能を活用してコミュニケーションを図ったが、細かなニュアンスが伝わらないため、苦労したこともあったという。

 学生リーダーを務めた4年生の橋本平さん(22)は「海外で日本語を教えたいという夢ができました」と話した。

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