佐賀県

 佐賀県は新設をめざす県立大の教育内容や設置場所などの方針をまとめ、13日発表した。山口祥義知事はこの日開会した県議会の本会議で、設置場所について「できるだけ早く決めたい」と述べた。

 県がめざす教育内容は、企業や地域の現場で学ぶことを重視し、「県全体を学びのフィールドとする」のが特徴。この日公表した「教育方針の基本的な考え方(案)」では、「現場での課題解決型学習(PBL)とキャンパスでの専門科目の履修を繰り返す、循環型のカリキュラム体系とする」との考えを盛り込んだ。

 教育方針を踏まえ、立地や施設のあり方について「施設機能の考え方(案)」もまとめた。キャンパス外での授業が多くなることを想定し、「コンパクトなキャンパス」と明記。既存の建物や近隣の施設も活用する方針だ。また、佐賀大、西九州大と連携した教育環境や県内全域から通学できる利便性も考慮すると記した。(岡田将平)

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