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 今夏の参院選福島選挙区(改選数1)では、主要政党などから計6人が立候補の準備を進めている。選挙全体の行方を左右する「1人区」になって5回目の参院選で、過去の戦績は自民3勝、野党1勝。裏金問題などが尾を引く自民に対し、野党は候補者を一本化しておらず、戦いの行方が注目される。

 参院選は7月3日公示、同20日投開票が想定されている。福島選挙区には、自民現職で元法相の森雅子氏(60)、立憲民主新顔で元福島市議の石原洋三郎氏(52)、共産新顔で党県常任委員の小山田友子氏(31)、参政党新顔で会社役員の大山里幸子氏(51)、N党新顔で会社役員の越智寛之氏(50)、無所属新顔で映画監督の天美幸氏(64)の6人が立候補を表明している。

 福島選挙区が改選数2から1に減った2013年の参院選以降、自民候補が負けたのは16年のみ。その際は、議席減に伴い与野党の現職同士による事実上の一騎打ちとなり、野党候補が現職の法相を約3万票差で打ち破った。野党は続く19年、22年、新顔の候補を一本化して立てて16年の「再現」を狙ったが、いずれも約10万票差で負けた。

 今回はどうなるのか…

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