体つくりに励む球児たちにとって、「食事」は練習の一環ともいえる。体を強くしたり、熱中症を予防したりするためには、どんな食事を心がければいいのか。プロ野球・阪神の栄養アドバイザーを務める管理栄養士の吉谷佳代さん(45)に聞いた。
連日、全国各地の球場で熱戦が続いていますね。暑さに負けず、試合でベストパフォーマンスを発揮できるかどうかは、その日の朝にかかっています。
試合の日は、朝ごはんを必ず食べるようにしてください。第1試合で余裕がないときはゼリーだけでも十分。量は問いません。とにかく食べて、エネルギーを補給しておくことが熱中症対策には欠かせません。
おすすめは、ゆで卵と乳製品。ゆで卵は手軽に持ち運びができますし、たんぱく質も豊富です。乳製品は汗と一緒に体から出てしまうカルシウムを補うことができます。牛乳やヨーグルト、カフェオレでも十分です。
理想の献立はご飯、みそ汁…