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ヘルシーチキンカツで乾杯!=2024年6月18日午後6時46分、東京都目黒区祐天寺1丁目、石川瀬里撮影
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 ざくざくの衣に包まれたジューシーな鶏の胸肉。揚げたてをがぶり。「熱い」「口の中ヤケドした」「うまい」。目黒高校硬式野球部の行きつけ、稲毛屋天野屋の「ヘルシーチキンカツ」は200円。大きくてお財布にも優しく、部員に大人気だ。

 主将の小倉周大君(3年)はコンビニのおにぎりを片手にチキンカツを黙々と食べる。ソースか塩を選べるが、「ご飯があるときはソース、ちょっと練習でやらかしちゃったな、失敗したな、と気分を変えたいときは塩にします」。

 店主の市塚順也さん(70)こだわりのヘルシーチキンカツのおいしさの秘密は、薄く開いた国産の鶏胸肉に、しっかり付けた大きめのパン粉と、揚げ時間。妻の佳世子さん(65)が「火が通ったかどうかの瀬戸際くらいで引き上げると、パサパサにならずにしっとりとしておいしい」と教えてくれた。ジューシーさに思わず部員らは「肉汁、やばい!」と大喜びだ。

 食べ始めてから5分ほど、小腹が満たされたのか部員たちは笑顔に。1時間半ほどかけて自宅に戻る生徒もいるため、この間食が欠かせない。

 同校野球部では、昨年から食…

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