8月3日のヤクルト戦(東京ドーム)。五回2死から相手に1点差に迫られ、なお一、二塁。
読売ジャイアンツ(巨人)の阿部慎之助監督は、あと1アウトで勝ち投手の権利を得る先発の井上温大に代え、船迫(ふなばさま)大雅(ひろまさ)を送り出した。
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サイドスローの右腕は、中村悠平を一飛に打ち取り、3球でピンチを切り抜けた。六回も続投し、無失点に封じる。自身に今季四つ目の白星がついた。
阿部監督は賛辞を惜しまず、「これからも大事なところで投げてもらう」と語った。
いつ出番はやってくるかわからない。
勝っている場面、負けている場面、打者1人のこともあれば、イニングをまたぐこともある。
ただ、託されるのは必ずと言…