コンピューターを使った調査に回答する生徒(記事の内容とは関係ありません)=2022年4月、東京都内の中学校、代表撮影

 のべ65カ国・地域の小学4年と中学2年が参加した2023年の国際数学・理科教育動向調査(TIMSS(ティムズ))の結果が公表され、日本は19年の前回に続き、「算数・数学」と「理科」でともに世界トップ水準だった。

 一方で、理数系の学習を「楽しい」と答える子に比べて「得意」と考える子が少ないなど、意識の面で課題が見えた。

 調査結果を4日に文部科学省が公表した。調査は、国際教育到達度評価学会(IEA)が、子どもの学習条件などの研究をするため、1995年から4年ごとに実施している。日本は無作為抽出で計274校7780人が参加し、今回からコンピューターで回答した。

 日本の結果は、小4算数が58カ国・地域のうち5位の591点(前回比2点減)、理科は同6位の555点(同7点減)だった。

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 中2数学が44カ国・地域の…

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