【動画】沖縄県浦添市にある国指定史跡・浦添城跡にある王墓「浦添ようどれ」で落書きの様子が防犯カメラに映っていた=浦添市教育委員会提供

落書きされた「浦添ようどれ」西室の壁面=2024年10月4日午後2時3分、沖縄県浦添市、小野太郎撮影

 沖縄県浦添市にある国指定史跡・浦添城跡にある王墓「浦添ようどれ」で、複数の落書きが3日に見つかった。墓の壁面に、黒色のスプレーでアルファベットや模様が描かれており、県警浦添署は文化財保護法違反の疑いで調べている。

 浦添ようどれは、琉球が統一される前の13世紀、沖縄本島中部地域を支配した英祖王が築いたとされる王墓。王墓は琉球王国時代の17世紀に改修されたといわれる。城跡は沖縄戦で石積みなどが破壊されたが、1989年に国指定史跡となり、2005年に浦添市教育委員会が復元した。

 落書きは、浦添ようどれの西側壁面と、手前にあるアーチ型の門の内側などに残されていた。市教委が設置した防犯カメラには、3日午前に複数人が現場を訪れ、壁面などに落書きする様子が映っていたという。(小野太郎)

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