【動画】琵琶湖の湖底遺跡に眠る高坏=認定NPO法人「びわ湖トラスト」提供

琵琶湖北部の葛籠尾崎(つづらおざき)湖底遺跡の一角、水深70メートルで撮影された高坏(たかつき)とみられる土器=2025年7月2日、滋賀県長浜市湖北町尾上、びわ湖トラスト提供

 琵琶湖北部にある葛籠尾崎(つづらおざき)湖底遺跡で、古墳時代の祭祀(さいし)に使われた高坏(たかつき)とみられる土器が、ほぼ完全な形で見つかった。水中ロボットによる探査で、水深70メートルの湖底にその姿がとらえられた。

 撮影したのは、琵琶湖の調査や環境保全に取り組む認定NPO法人「びわ湖トラスト」(大津市)。2018年から水中ロボットを使った湖底遺跡の探査を手がけている。25年7月2日、同トラスト副理事長で立命館大学上席研究員の熊谷道夫さんらが、葛籠尾崎の南方200~300メートルの湖底を調べた。

 撮影された動画には、水深約70メートルの湖底に高坏のような土器が転がっている様子が記録されていた。また、付近には皿とみられる土器もあった。

 水中遺跡に詳しい奈良文化財…

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