冠雪した比良山系を背景に黄色い花を咲かせるカンザキハナナ=2025年2月15日午前10時58分、滋賀県守山市、新井義顕撮影 琵琶湖の湖畔で、黄色い花が精いっぱい背を伸ばして、風に揺れている。滋賀県守山市の第1なぎさ公園で、早咲きの菜の花「カンザキハナナ」が例年より約2週間遅れて見頃を迎えている。訪れた観光客らは、対岸の冠雪した比良山系と対照的な、一足早い春を告げる光景を楽しんでいた。 公園を管理する守山市シルバー人材センターによると、昨年10月初旬にまいた種が暑くて芽が出ず、再びまきなおした。雨も少なく成長がまばらだったため、早く育った株を植え替えて一面の花畑に仕上げたという。花は今月末まで楽しめる。