環境省

 熊本県の水俣病患者らと伊藤信太郎環境相の懇談の場で、環境省職員がマイクの音を切るなどして団体側の発言を遮った問題をめぐり、伊藤氏は24日の閣議後会見で、2015年に新潟水俣病患者らとの懇談でも時間制限について患者らから環境省側が抗議を受けていたと明らかにした。

 当時の反省が引き継がれず、熊本での「マイクオフ問題」に至った形だ。

 15年5月に新潟市内であった、新潟水俣病の公式確認50年の式典後に当時の望月義夫環境相と患者らとの懇談で起きていた。伊藤氏によると、懇談全体の時間が予定を超えたため司会が懇談を終えようとしたところ、患者から「打ち切るのはおかしい」と声があがり、追加で質問を受けたという。

 当時の対応の是非を問われた…

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