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【動画】鹿児島のビオトープ設置から1カ月 屋上ビオトープ 鹿児島編#2=神崎卓征、安田朋起撮影

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ノチドメやミゾソバが根を張り、緑色の葉を広げている=2024年6月26日午後7時33分、鹿児島市与次郎2丁目、神崎卓征撮影
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 朝日新聞鹿児島総局が入るKKB鹿児島放送の屋上にビオトープを作って1カ月。水中を高速移動するごま粒ほどの生物や、ひっくり返ったまま手こぎボートのように泳ぎ回る生き物などがやってきた。その正体は――。

 ビオトープを制作して11日目、鹿児島市の甲突川から取ってきた植物は勢いを取り戻してきたが、水中を動く生き物は見つからない。「そんな簡単には行かないか……」と思っていたら、水中を黒い点が高速で動いたような気がした。

 目を凝らすと、やはり何かが動いている。ネットでそろり水ごとすくい、白い容器に入れて観察した。ごま粒ほどの大きさながら、脚や触角があり、ガムシかミズスマシのような体形をしている。「水生昆虫らしき小さな黒い虫を1匹だけ確認しました」。企画に参加する他の総局のメンバーに接写した写真と動画をオンラインで共有した。

 ビオトープづくりの指南役…

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