「私たちの学校にも生理用品を置いてほしい」。横浜市立東高校(鶴見区、大山仁彦校長)のサスティナブル研究部(サス研)が、生理用品配備を目指して活動している。2023年、校内2カ所のトイレに1カ月間配備してアンケートを実施。今年は地元の小学校にも試験的に置いてニーズ調査を行った。
活動のきっかけは21年秋。県立高校と県立特別支援学校で生理用品の常備が始まったことだ。鶴見区内で不動産業などを営み、市立学校に通う娘がいる中西美里さん(57)は「市立学校にも置いてほしい」。交流のあったサス研に投げかけた。
男子生徒も含めた部員たちは、生理や生理用品についての勉強を開始。上級生から引き継いだ現3年生の部員を中心に23年1、2月、校内2カ所の女子トイレ共用部分に配備した。生理用品は、中西さんの協力を得て、地元の団体などから提供を受けた。
アンケートも行った。回答し…