ダイハツ工業の井上雅宏社長は23日、大阪府池田市の本社で報道各社のインタビューに応じ、200万台弱の世界生産台数の規模を維持する目標を示した。生産態勢についても、期間工の確保など立て直しに努める。需要の喚起に向け、テレビCMの復活にも言及した。
同社は、大規模な車両認証不正が発覚し、昨年12月下旬に国内の全工場の稼働を停止。今月19日に現行27車種(国内生産は24車種)の出荷停止指示がすべて解除された。全工場の稼働再開は5月になる。ただ、井上社長は「数値目標はまだもっていないが、今ある台数は最低でも維持したい」と語った。
また、これまでの生産態勢に…