警視庁本部

 産業廃棄物の処理をめぐり、うその書類を市役所に送付したとして、警視庁は、東京都国立市の廃棄物処理業者社長の男(71)=同=を廃棄物処理法違反(虚偽管理表の交付)容疑で逮捕し、13日に発表した。「借金を返済し、従業員の給料を支払うためだった」と供述しているという。

 生活環境課によると、逮捕容疑は昨年2~9月、東京・多摩地区の6市から受託した泥の処分に関し、最終処分が終わっていないのに、処分が終わったとうその内容の管理表計195通を6市に提出したというもの。

 同社は中間処理業者として多摩地区の自治体から道路や下水道にたまった泥の処理を引き受けていた。しかし、男は実在する別業者に再委託したと装い、その業者名で虚偽の処分日や場所を記入していたという。泥は同社の敷地内に放置されたままだった。

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