〈美しいものを探しながら生きよう〉

 そんな歌い出しで始まる青藍泰斗高校(栃木県佐野市)の校歌がこの夏、SNSで話題となった。「これって校歌?」「まるでJポップだ」

 「うれしいですね。校歌の依頼を受けたとき、校長先生に『甲子園で流れます』といわれ、それを待っていたんです」

 校歌ができたのは20年前。だが同校野球部はその後はあと一歩のところで甲子園には届かずにいた。そして今年、ついに全国高校野球選手権栃木大会を勝ち抜き、甲子園へ。耳に残る校歌にも注目が集まった。

 〈困難な道を選んでゆく勇気を ひそやかに輝く誇りにして〉〈愛にあふれる人であれ 挑みつづける人であれ〉

全国高校野球選手権栃木大会で優勝し、売野雅勇さんが作詩した校歌を歌う青藍泰斗の選手たち=2025年7月27日午後0時43分、宇都宮市、高橋淳撮影

 「若い人はまじめで、誰でも未来に悩む。そのときに生きる指針となるものが身近にあるといい」。そんな思いを込めた歌詞が、語りかけるようにそっと生徒たちの背中を押していく。

 足利市出身。広告会社のコピ…

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