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昨夏の山口大会で優勝を決め、歓喜に沸く南陽工の選手たち=2024年7月28日午前11時53分、山口マツダ西京、三沢敦撮影

 第107回全国高校野球選手権山口大会(前年優勝校 南陽工 前年参加チーム数53)昨夏代表で今春の県大会を制した南陽工と、昨夏から3大会連続で準優勝の下関国際が軸になりそうだ。

 南陽工は春のレギュラー9人中7人が甲子園を経験。140キロ台のキレのある直球で押し込むエース阿部和希を中心に、変化球で打たせて取る斉郷優太、急成長の新川柊也にも完投能力がある。打線に長打力はないが、少ない好機をものにする集中力が光る。

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 昨夏、逆転負けで代表を逃した下関国際は機動力があり、選手層が厚い。エース伊東尊生は制球力に加え、マウンド度胸も抜群だ。昨秋王者の高川学園や今春4強の宇部商にもチャンスがある。一昨年の代表、宇部鴻城は昨秋から今春にかけて苦戦が続いたが、上位をねらう力がある。

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