9月19日は「育休を考える日」。積水ハウスが男性の育児休業が当たり前になる日を目指し、2019年に制定した。現在、民間企業の男性の育休取得率は4割を超えるが、夫婦間の十分な役割分担など男性育休の「質」が問われ始めている。

 積水ハウスはこの日、全国の小学生以下の子どもと同居する20~50代の男女9262人を対象に調べた「男性育休白書2025」を発表。調査結果からは、育休の質を高めるカギが「夫婦間のコミュニケーション」であることが見えてきたという。

「育休を考える日」にあわせ積水ハウスが作成した動画の一部=同社提供

 育休をとっても育児などに関わらない「とるだけ育休」――。自分の夫をそう評価した女性の家庭内コミュニケーションの満足度は55.6%。一方、「とるだけ育休ではない」と評価した女性の満足度は86.6%と30ポイント以上の差があった。「育休中の役割分担の確認ができていた」とする夫婦は、満足度の高い層ほど割合が高く、低い層との差が特に大きかった。

「育休をとらなければ100%できなかった」

 育休中に夫婦間で「シフト制…

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