フランスの高級ブランド「エルメス」が10月24日夜、東京・銀座でランウェーショーを開き、2024年秋冬のメンズコレクションを披露した。35年にわたりメンズのプレタポルテ(既製服)を手がけているのはアーティスティック・ディレクターのヴェロニク・ニシャニアンだ。ショー前にインタビューに応じ、服づくりへの信念や、男性社会の中でキャリアを築いてきた秘訣(ひけつ)を語った。

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 ――今年1月、パリ・メンズファッションウィークで発表した新作群を「トーキョー・エディット」としてみせます。東京で開催することになった経緯や意義はどんな点にあるのでしょうか。

 日本が大好きで、「今度はどこでショーをやりたい?」とエルメスから聞かれて、「東京」と即答しました。会場となる「銀座メゾンエルメス」をランウェーにするアイデアは日本側からもらったのですが、建築好きの私にとって、(伊の建築家)レンゾ・ピアノが手がけた店舗全体を使えるなんて、とても夢のよう。

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エルメスのメンズ部門アーティスティック・ディレクター、ヴェロニク・ニシャニアン
©Brigitte Lacombe

 ――今季はアーガイルやプリ…

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