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生徒らは話し合いながら、住みやすいまちについての考えを色とりどりのペンを使って付箋(ふせん)に書いていった=2024年9月6日午後、兵庫県播磨町の播磨南高、岡田健撮影

 兵庫県立播磨南高校の地域デザイン類型で学ぶ2年生の生徒らが6日、同校がある播磨町の子ども施策のアイデアを考えるワークショップ形式の授業を受けた。地域の課題を考え、解決に向けた提案をする探究活動の一環。

 この日は25人が6班に分かれて参加した。同町まちづくりアドバイザーの指導のもと、「まちのイメージ」や「まちでこんな過ごし方をしたい」というテーマで、それぞれの考えを正方形の付箋(ふせん)に書き模造紙に貼った。それをヒントに「こういうまちになったら生活しやすい」というアイデアを班ごとに出した。

 アイデアには「いろいろな遊びができ、子どもたちの成長にもつながるようなパークを造ってほしい」「子どもたちも大人も楽しめるイベント(花火大会、フェスなど)を開催してほしい」などがあった。町こども課によると、来年度から5年間の子ども関連施策の基本構想となる「(仮称)町こども計画」策定の参考にするという。

 参加した同校2年生の山本空さんは「町のことを考えるいい機会になった。自分たちの意見で町が変わるかもしれないと考えるとうれしい」と話した。(岡田健)

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