島根県教育委員会は、町村に一つだけある小、中学校の校長の人事異動について、新年度から「希望制度」を導入する。各町村教委がめざす特色ある学校経営方針を実践する意欲のある校長を配置し、地域を盛り上げるのがねらいだ。
対象となる校長枠は、川本町(小学校1、中学校1)、海士町(中学校1)、西ノ島町(小中学校1・校長兼務)、知夫村(小中学校1・校長兼務)の計5人。各町村教委が、学校経営方針や求める校長像などを記した申請書を県教委に提出。これを受けて県教委は制度の実施校を決定し、赴任希望者を募集する。任期は原則3年。
制度の応募要件は①県内の市町村立小中学校などの校長か校長採用・昇任候補者名簿登載者②来年4月1日で57歳以下③現任校で2年以上勤務(今年度末現在)。
6月に実施校を決定して募集を始め、7月に締め切り、県教委と町村教委による書類、面接の審査を経て選考する。