在上海米国総領事館のビザセンター前で29日、申請者が出てくるのを待つ同行者ら=小早川遥平撮影

 トランプ米政権が、中国人学生のビザを「積極的に取り消す」などとする方針を打ち出した。多くの学生が米国に留学してきた中国だが、近年はその動向に変化もみられる。

  • 米政府、中国留学生ビザを「積極的に」取り消しへ 発給基準も見直し

 29日、上海にある米国総領事館のビザセンター前では、すでにビザ取得のための面接を終えた人がビザの受け取りに訪れていた。この日も学生を含め、新規のビザが発給されたという。

 娘が今秋から米東部ボストンに留学するという女性は「トランプ大統領の政策は予測がつかない」と戸惑った表情で話した。

ディープシーク創業者も

 中国は米国への留学生の主要な送り出し国で、中国共産党幹部の子どもたちが米国内の大学で学ぶ例も多く、習近平(シーチンピン)国家主席の娘もハーバード大に在籍したと言われている。

 だが、第1次トランプ政権で…

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