「初選抜で初センター」を射止めたSTU48の曽川咲葵さん=小松隆次郎撮影

 初めての立ち位置から見る、初めての景色。新しいセンターは、会場のファンに向け素直な思いを語った。

 「本当にこの日を楽しみにしていて、今日の朝まで毎日ずっと練習していたんですけど、やっぱりすごく緊張してしまいました。みなさんにこうやって披露できて、楽曲を知っていただけて、すごく満足な気持ちです! ありがとうございました!」

 2024年12月22日、岡山で開かれたアイドルグループSTU48のコンサート。初披露された11thシングル「地平線を見ているか?」(25年1月15日リリース予定)でセンターに立ったのは、3期生の曽川咲葵さん(19)だった。

初センター「言葉にできない」

 STU48のメンバーとなったのは23年4月。それからわずか1年半で、異例の「初選抜で初センター」を射止めた。

 知らされた瞬間を「『言葉にできない』って、本当にこういうことなんだなと感じました。それでも、うれしい気持ちが一番でした」と振り返り、笑顔を見せる。

 根っからのポジティブ思考だ。

 地元・山口での高校時代、落ち込んでいた友達を「大丈夫、大丈夫、それも人生だよね」と励まし続け、「咲葵と一緒にいすぎてポジティブになった」と言われたほど。

 ヒマワリの花が咲いたときのように、周りを明るく元気にさせる存在に――。「咲葵」という名前には、そんな両親の願いが込められている。

 アイドルとして花を咲かせ始めたばかりの19歳に迷いはない。

 「大きな会場をファンで埋め尽くし、そのステージに立つことが目標です。これはSTU48を卒業するまで変わりません」

インタビュー詳細とソロカットを公開!

 曽川咲葵さんへのインタビューの詳細は次の通り。

――「初選抜」で「初センター」。伝えられたときの状況や気持ちは。

 秋ごろに、8周年コンサートへの意気込みを話すというお仕事で呼ばれ、お部屋に入ったら手紙が置いてあり、開けてみると「選抜メンバーです」と書いてありました。(5月にリリースされた)アルバムのリード曲で選抜に入ることができず、次は入りたいとは思っていました。だから、うれしい気持ちがほとんどを占めていました。初選抜に関しては……。

「初選抜で初センター」を射止めたSTU48の曽川咲葵さん=小松隆次郎撮影

――さらにセンターを告げられた。

 「よっしゃー! 選抜だ! うれしいな!」と、ひと安心していたら、手紙がもう1枚出てきたんです。開けたら「今驚いていると思いますが、センターもあなたです」と。

 うれしいけど、感情はもうごちゃごちゃしすぎて……。「言葉にできない」って、本当にこういうことだなと感じました。それでもやっぱり、うれしい気持ちが一番で、うれしいけど不安もという感情でした。

「初選抜で初センター」を射止めたSTU48の曽川咲葵さん=小松隆次郎撮影

「先輩センター」から受けた助言

――不安に思う部分とは。

 センターはすごく注目される…

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