衆院予算委で、日本維新の会の東徹氏の質問に答弁する林芳正官房長官=2025年2月20日午後3時、岩下毅撮影

 開会中の通常国会で、石破茂政権が三つの課題に同時並行で直面している。過半数割れした衆院で新年度当初予算案を通過させるためには野党の一部を取り込む必要があり、日本維新の会、国民民主党との間で予算修正に向けた協議が大詰めだ。さらに、自民党派閥の裏金問題に関する参考人招致の問題も起き、通常国会は予算案の衆院通過をめぐる大きな山場を迎えている。

 昨年10月の衆院選での大敗で自民、公明両党は少数与党に転落し、予算案の衆院通過のためには野党の協力が不可欠となった。衆院での予算案の審議が進む中、野党の主張を反映した修正を加えるための協議が大詰めを迎えている。

 一定の前進を見せているのが…

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