競技かるたブームを巻き起こし、実写映画化もされた漫画「ちはやふる」。映画では、かるたに情熱をそそぐ主人公の綾瀬千早を広瀬すずが演じた。その10年後の世界をオリジナルストーリーで描く「ちはやふる―めぐり―」(日テレ系、水曜夜10時)で、高校生の藍沢めぐるを演じる。
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「まさか『ちはやふる』に自分が、という驚きとうれしさがありました。同時にファンの方がたくさんいる作品なので、そこに新しく入っていくことに少し不安もありました」
めぐるは、一心不乱にかるたに打ち込む千早とは対極のような主人公だ。「自分は負け組」という思いを抱えながら、青春をあえて遠ざけ、効率重視の高校生活を送っている。そんなめぐるがかるたを通じて変わっていく姿を繊細にみずみずしく表現している。
昨年秋から、高校生役のキャストが集まったかるた練習が始まった。札の払い方ひとつとっても、役によって動きが違う。勢いよくダイナミックに払ったり、狙った札を一直線に取りにいったり。「自分たちの役作りは、かるた練習から始まっていました」。撮影中も、休憩時間は共演者同士でかるたをしていた。
「みんなそれぞれ全力で、お芝居を、かるたをやっていて、泣くシーンじゃないのにみんなのお芝居に心を動かされて泣いてしまうことも多々ありました。そういう熱量は、画面を通しても伝わるんじゃないかと思います」
2021年7月に芸能界デビュー。着実に実績を積み重ね、今後、複数の主演映画の公開や、初の舞台出演も控えている。次世代を担っていく主力俳優の一人であることは間違いない。「ものすごくいま、お芝居が楽しい。楽しいと思い続けるために何をすべきかも考えながら、いろんなことに目を向けていきたいです」