病死した同居人の遺体を放置したとして、宮城県警塩釜署は4日、塩釜市の無職の女(56)を死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。「どうしていいか分からなかった」と容疑を認めているという。
発表によると、逮捕容疑は1月ごろ、同居する男性(68)が自宅で死亡しているのを見つけたにもかかわらず、今月3日まで放置したというもの。女が3日に通報し、署員が駆けつけたところ、死亡している男性を見つけたという。
署によると、司法解剖の結果、男性の死因は上部消化管出血で、病死だったという。
近くの住人は「1月上旬に車を運転する男性を見かけた。(女とは)交流がなかったが、男性は感じの良い人だった」と話した。