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トレッキングポールを持って山に登る安東桂三さん=2024年4月11日午後1時48分、大分市、徳山徹撮影
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 本格的な登山シーズンが幕を開けた。山道を歩くと、スキーのストックのようなもので体を支えて上り下りしている登山者をよく見かける。これは「トレッキングポール」と呼ばれる杖の一種だ。転倒などの事故防止に役立つ半面「環境破壊につながる」との指摘もあるという。

 50年以上前から登山用品などを販売してきた大分市の「山渓」。売り場にはトレッキングポールのコーナーがある。平地用の1本だけのものや、傾斜地用の2本1組のものがずらりと並ぶ。アルミ製とカーボン製があり、価格は7千~3万円。三つほどに折り畳めたり、伸縮したりする。多くは先端がとがり、着脱式のゴムキャップが着いている。

 同店の深田晃三さん(50)によると、ポールを使って歩くことで推進力が増し、体重が分散しやすくなるため疲労が蓄積しにくいという。

 ただ、とがった先端で地面を…

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