Smiley face
写真・図版
白根の若尾晃生主将。試合終了後、スタンドに向けて勝利の喜びを爆発させた=2025年7月12日午後2時12分、富士北麓公園、池田拓哉撮影

(12日、第107回全国高校野球選手権山梨大会1回戦 白根4―3甲府商)

 白根が山梨大会で16年ぶりに勝利した。若尾晃生主将(3年)は「練習を手伝ってくれた卒業生のみなさんにも勝利の姿を見せられてよかった」と笑顔を見せた。

 自らの一振りがチームに勢いをもたらした。一回1死二、三塁の場面で先制の2点適時打を中前に放った。六回に追いつかれたが、九回に大木翔馬選手(3年)の中越え三塁打と相手の満塁策から、最後は死球で押し出しの1点が入った。

 2009年に2勝して以来、夏の一勝は遠かった。部員不足もあって出場できない年もあった。

 次は第2シードの帝京三と対戦する。「新入部員が増えるような(魅力的な)試合をしたい」と意気込んでいる。

共有