力士たちの取組が場内を沸かせた大相撲大阪・関西万博場所=2025年8月3日午後1時53分、大阪市此花区の夢洲、大山貴世撮影

 大阪・関西万博の会場(大阪市此花区)で3日、大相撲の地方巡業「万博場所」が開かれた。観客約4千人が力強いぶつかり合いを楽しんだ。

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 巡業には力士約200人が参加した。幕内力士の取組では、鮮やかな投げに「おおー!」と歓声が湧いた。土俵際での長い攻防の末の決着には拍手喝采が送られた。公開稽古やちびっこ力士に胸を貸す場面もあった。

 日本相撲協会は2025年、財団法人として100周年を迎える。記念すべきタイミングに国内外の人々へ相撲の魅力をPRしようと、万博会場内での巡業が企画された。

 巡業を楽しんだ兵庫県尼崎市の小学3年、黒木悠矢さん(8)は「相撲の技をたくさん見られて良かった。かっこよかった。大きな体同士がぶつかる音が思ったよりも大きかった」と話した。

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