人は、うそをつく。しかし、それは挙動に出る。「落ち着きがなく、とりつくろっている。あれは、うそ」。白石が演じる高倉柊子は人間を観察し、こうして偽りを見破っていく。
事件の痕跡をもとに、科学的アプローチで真相に迫るドラマ「最後の鑑定人」(フジ系、水曜夜10時)。元「科捜研のエース」という鑑定人・土門誠(藤木直人)を支える研究員を演じている。学生時代は心理学専攻で、人の挙動からその人の本心を探っていく。鑑定所の来客に、独特な味のハーブ水を出しては、その反応からその人の性格を分析する。科学捜査のプロである土門を、人の心理の「プロ」である高倉がサポートしながら、捜査を前へ進める。
演じる白石に聞いた。うそを見抜くのは得意ですか。「得意か苦手かって言われたら、けっこう得意。というか、気づくほう。高倉のように『仕掛ける』わけではないけど、人を見て感じ取っちゃうことがあります」
それはアイドル時代に培った…