7月に撮影されたマザーツリーの後継木=2024年7月23日午後0時37分、青森県西目屋村、津軽森林管理署提供

 ユネスコの世界遺産・白神山地の象徴的な存在だったブナ「マザーツリー」(青森県西目屋村)の枯死が今春確認されたことで、東北森林管理局津軽森林管理署と村は2日までに、後継となるブナの木を選んだ。新たなシンボルとして親しんでもらえるよう、愛称を募っている。

 新たな木は推定樹齢約300年。高さ約27メートル、幹回り4・05メートルで、枯れたマザーツリー(折れる前の高さ約30メートル、幹回り4・65メートル)よりやや小ぶり。

 津軽峠一帯の遊歩道「ブナ巨木ふれあいの径(みち)」近くにある。詳しくは呼称決定後に公表するが、観光客が見にいきやすいところを選んだという。

 同署は「枝ぶりがしっかりして大きく、樹勢が際だった巨木から選んだ。自由な発想で名前をつけてほしい」としている。

 締め切り23日。1人1件に限る。①名称(ふりがな)、②込めた思いなどの説明、③住所、④氏名(ふりがな)、⑤電話番号、を書いて同署(t_tugaru@maff.go.jp)へメールするか、村内の白神山地ビジターセンターや、アクアグリーンビレッジANMON、道の駅「津軽白神ビーチにしめや」では紙の応募用紙で受け付けている。問い合わせは同署(050・3160・5870)まで。(江湖良二)

共有
Exit mobile version