第106回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場し、新潟県勢として7年ぶりの勝利を挙げた新潟産大付の選手らが26日、地元の柏崎市役所を訪れ、桜井雅浩市長に甲子園での戦いを報告した。
同校は1回戦で花咲徳栄(埼玉)に2―1で逆転勝ち。2回戦は優勝した京都国際に0―4で敗れたが、6回まで両チーム無得点が続く緊迫した試合を展開した。
平野翔太主将は選手を代表して「最後少し粘ることができず、負けてしまったけど、自分たちの野球を貫くことができた。アルプススタンドの応援は自分たちのパワーになり、勇気づけられた」と語った。
桜井市長は「多くの市民は、ユニホームの袖に書かれた『柏崎』の文字を見て、心を動かされた。皆さんの思いはテレビの画面を通じて伝わってきた」とねぎらい、平野主将に感謝状を手渡した。
新チームの主将を務める長坂啓汰選手(2年)は「2年連続出場、甲子園2勝の目標に向かって頑張っていく」と力強く語った。(戸松康雄)