1日午前2時10分ごろ、広島県熊野町貴船の県営住宅12階の一室付近から出火した。この部屋は全焼し、焼け跡から2人の遺体が見つかり、部屋のベランダの真下の敷地内には女性が倒れていた。女性は意識不明の状態で搬送されたが、まもなく死亡が確認された。県警は、女性が火災から避難するため落下した可能性があるとみている。
海田署によると、この部屋には70代の母親と、40代の娘と息子の3人が暮らしていたが、いずれも連絡がとれていないという。同署は死亡した3人の身元の確認を進めるとともに、出火原因を調べている。
現場は13階建ての県営住宅で、JR呉線矢野駅から南東約4キロの住宅地にある。
9階に住む男性(37)は、火災報知機の音で目を覚ました。ベランダに出ると、上階の一室から炎が上がっているのが見えたという。子ども3人を連れて部屋から避難したといい、「パチパチはじける音がすごかった。今までこんなことはなく、驚いている」と話した。