第107回全国高校野球選手権岐阜大会 県岐阜商―帝京大可児 二回、県岐阜商・駒瀬は中前適時打を放つ=2025年7月28日、ぎふしん長良川、溝脇正撮影

 (28日、第107回全国高校野球選手権岐阜大会 県岐阜商10―0帝京大可児)

 強打のチームだが、足元を見つめる自制心もある。今年の県岐阜商打線には隙がない。

 二回、6安打や犠飛で一挙4点。相手エースを攻略した。2番手投手に対して振りが大きくなったとみるや、藤井潤作監督は「逆方向へ低い打球を」と指示。すぐにコンパクトな打球が増え始めた。四回、左前へ流し打って、だめ押しの5点目を挙げた駒瀬陽尊は「しっかり引きつけて逆方向へ打てた」。

 岐阜大会の初戦は5本塁打で大勝。大振りになる癖がつかないよう、翌日、逆方向への低い打球を意識して打ち込んだ。習慣づけているから、実戦でも対応できる。6試合のうち4試合で2桁得点。3年ぶりの甲子園で暴れ回る。

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