2024年産米の品質などを評価する日本穀物検定協会の「食味ランキング」で、岡山県産の「きぬむすめ」が9年連続で最高ランクの「特A」を獲得した。
県やJA岡山によると、きぬむすめは粘りが強く、炊きあがりが白く美しい。コシヒカリやヒノヒカリより高温に強く、2014年産から県の奨励品種に選定されて作付面積を増やし、昨年は前年から4%増え、10年前の約2.6倍にあたる4890ヘクタールで栽培された。
今回のランキングには全国から143品が出品された。味や香りなどで評価。特Aは全国で39品と前年から4品減ったが、品種別だと、きぬむすめは1品増えて7品になり、首位のコシヒカリの9品に次いだ。
ほかの県産では、昨年まで2年連続で「特A」を獲得していた「にこまる」は「A」に。県北で多く栽培されるコシヒカリは昨年に続いて「A」だった。