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茨城県内にある県立特別支援学校の表札。ラーケーションの取得を希望する声が上がっている

 児童生徒が校外活動などをするため、平日に学校を休んでも欠席扱いにならない「ラーケーション」。茨城県内では、家族と将来について考えるきっかけにもしてほしいと、4月に県立高校や県立中学・中等教育学校で導入された。ただ、県立の特別支援学校は対象外。導入時期が定まらないまま3カ月が経過し、保護者からは「線引き」に疑問の声が上がっている。

 朝日新聞が今月、県内にある全23の県立特別支援学校に取材をしたところ、ラーケーションの取得に関する問い合わせが、12校で計19件寄せられていたことがわかった。

選択肢がないことに疑問

 「何年も前からこうした制度があったらいいなと思っていた」。知的障害のある長男が県立特別支援学校に通う40代女性は取材にこう打ち明けた。

 たとえば休日。長男は外出先…

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