演習の参加者は、並べられたカレーなどを手に取っていた=2025年1月19日午前8時19分、北海道北見市、古畑航希撮影

■厳冬期避難術 学んでみた 食事編

 1月中旬、北見市で実施された厳冬期の災害演習では、温かい食事が振る舞われた。キッチンカーで調理されたスープに加えて、温かい白米。翌日朝もカレーとスープが提供された。

 たった1泊の避難演習だが、温かい食事が冷たい体に染み渡る。また、緊張していた心も和らいだ。極寒のなか、屋外に並ばずに屋内で食事を受け取れたのも助かった。

 能登半島地震の発災直後、10日間ほど現地で取材をした。石川県能登町の民宿で宿泊することができた。ありがたいことにお湯も電子レンジも使えた。取材後、宿でカップ麺の温かいスープが身にしみた。

 ただ、それも数日経つと、の…

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