服のように着せるタイプのおくるみ「スワドル」。赤ちゃんの体を包み込むことで眠りを助けてくれる効果があるとして広がっている一方、スワドル使用中に生後6カ月の男児が心肺停止になった事例を日本小児科学会が発表した。同会は「寝返りを始めそうになったらスワドルは卒業して」と注意を呼びかけている。

 同会のこどもの生活環境改善委員会によると、母親は男児にスワドルを着せて、仰向けでベビーベッドに寝かせていた。2歳の兄をお風呂に入れるためにその場を離れ、20分後にうつぶせで心肺停止状態になっている男児を発見。男児は病院に運ばれたが、2カ月後に死亡した。

 男児が着ていたスワドルは袖…

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