北方向から見た知床岬=2022年4月29日、朝日新聞社ヘリから
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 世界自然遺産・知床の知床岬で建設が進む携帯電話基地局について、山内浩彰・斜里町長は「安全安心と自然・景観との両立」を改めて国に伝えることを明らかにし、30日付で町のホームページにも掲載した。羅臼町は同調せず、近く山内町長が上京する方向で調整している。

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 山内町長は「知床岬での計画に対し、自然環境や景観への悪影響を指摘、懸念する声が多数寄せられている」と状況を説明。知床岬の工事をいったん停止した上で、残るニカリウス局(羅臼側)の新設、ウトロ局の増強などを計画通り進め、電波の改善状況を見極めたうえで知床岬の整備方針を決定してはどうか、とする意見を国に伝えるとしている。(奈良山雅俊)

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