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 美術やデザインを学ぶ高校生たちが、知的障害者が語った半生を冊子にまとめることに取り組んだ。つらかったことや、うれしかったこと。明かされた様々な思いを、絵や絵文字を用い、漢字にルビをふるなどして、なるべくわかりやすくなるよう工夫した。冊子を受け取った側からは、喜びの声が上がる。

 冊子を作ったのは大阪商業大高校(大阪府東大阪市)のデザイン美術コースで学ぶ3年生19人。同じ市内にある社会福祉法人「創思苑(そうしえん)」の施設で暮らしたり、事業所で働いたりしている人たちのことを描いた。

 高校生たちは6日に創思苑を訪れ、「こんなに人のことを考えたのは初めて。喜んでくれたらうれしい」などと冊子を渡した。

 冊子は1人につき4ページずつ。「きれいに描いてくれてありがとう」「小さいころを思い出します」。渡した高校生たちには、そんな言葉がかけられた。

写真・図版
冊子を作った大阪商業大高校の生徒たち=2024年11月8日、大阪府東大阪市御厨栄町4丁目、前田智撮影

 高校生の1人、高佐茉希さん…

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